coLinuxその4
coLinux + Fedora7の組み合わせで検索して来る方が多いみたいなので、coLinux + Fedora7をインストールする手順を整理してみます。整理した内容では未検証なのでもし試してみてうまくいかないところがあったりしたらコメントいただけるとうれしいです。
■0 概要
(1) 対象
ホストOS:Windows XP
coLinux: 0.7.1
ゲストOS:Fedora7(coLinux対応版)
(2) インストール手順概要
1 ダウンロード
2 coLinuxインストール
3 Fedora7イメージの配置
4 起動バッチの作成
5 Windowsのネットワークの設定
6 fedora7の起動
7 fedora7のネットワークの設定
8 ネットワークログイン
9 パッケージのインストール
10 その他の設定
■1 ダウンロード
coLinuxとfedora7イメージをSourceForgeからダウンロードする
http://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=98788
・coLinux 0.7.1
coLinux-pre-releases→coLinux-0.7.1-20070326.exe
・Fedora7イメージ
Root FS Images - 2.6.x-based→Fedora-7-20070906.exe
■2 coLinuxインストール
(1)coLinux-0.7.1-20070326.exeを実行する。
(2)Root Filesystem image Downloadはoff。Fedora7を使うので。
(3)インストール先を指定(僕はd:\coLinux)
(4)WinPcapはgetしない。NAT形式にするので。
(5)TAP-Win32 Adapter V8(coLinux)の警告がでるが「続行」。
■3 Fedora7イメージの配置
(1)Fedora-7-20070906.exeを実行する。rarの自己解凍ファイルなので、Fedora7の
ファイルシステムのイメージが展開される。このとき、フォルダなしで展開されるの
で、事前に新しいフォルダ内で実行するのが吉。展開されるファイルは以下の通り
Fedora-7.img
README-Fedora-7.txt
start-Fedora-7.bat
start-Fedora-7.sh
swap.img
(2)展開されたファイル群を、coLinuxのインストール先(d:\coLinux)に移動する
■4 起動バッチの作成
(1) coLinuxの設定ファイルを、coLinuxのインストールディレクトリに作成する。
名前はおそらく任意だが、ここではmyfedora7.confとする。内容は以下の通り。
-----myfedora7.conf-----
kernel=vmlinux cobd0="d:\coLinux\Fedora-7.img" cobd1="d:\coLinux\swap.img" root=/dev/cobd0 ro initrd=initrd.gz mem=256 eth0=tuntap
cobd0,cobd1の値はそれぞれのイメージファイルの場所に合わせて。また、eth0の
tuntapはFedora7がNAT接続をする設定。この設定だとcoLinuxがLANに直接繋がら
ないので、WinPCapが不要となる。
ちなみに、以前はXML形式だったが、coLinux0.7.1から上記形式になった。個人的
には分りやすくてこっちの方が好き。(iTunesの設定ファイルもXMLやめて欲しい。。)
(2) 起動バッチファイルを、coLinuxのインストールディレクトリに作成する。上記設定
ファイルを読み込んでcoLinuxを起動する。名前は拡張子以外は任意だが、ここで
はstart-Fedora-7.batとする。内容は以下の通り。
-----start-Fedora-7.bat-----
colinux-daemon.exe @myfedora7.conf
colinux-daemon.exeは、@[confファイル名]で、設定ファイルを指定できる。(1)で
作成した設定ファイルを指定する。
■5 Windowsのネットワークの設定
(1)Windows繋がっている実ネットワークとは別のcoLinux専用のプライベートな
仮想LANを構築する。coLinuxをインストールした時点で、
TAP-Win32 Adapter V8 (coLinux)なるNICがWindows上に現れるが、これが
coLinuxと接続するための仮想NICになる。
(2)上記仮想NICに、Windowsがもともとから所属していたセグメントとは別の
セグメントのIPアドレスをふる。僕は192.168.0.1/24とした。
(3)プライベートLAN上のcoLinux側から「外」にアクセスできるようにするため、
元からあるNIC(デフォルトなら「ローカルエリア接続」)のプロパティの
「詳細設定」タブ→「インターネット接続の共有」欄→
「ネットワークのほかのユーザーに、このコンピュータの・・・」チェックボックス
をチェックし、リアルNICをつかって仮想LANから外に接続できるようにする。
(2007/10/25 (3)の項追記)
■6 Fedora7 on coLinuxの起動
(1)起動バッチを実行し、Fedora7 on coLinuxを起動する。
(2)コンソールが起動するので、そこからrootでログイン(パスワードなし)する。
■7 Fedora7のネットワークの設定
Windowsとネットワークを使って繋がるようにする。
(1)IPアドレスの設定をする。IPアドレスを192.168.0.2/24にし、デフォルト
ゲートウェイを192.168.0.1(Windowsの仮想NIC)にする
---/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0---
DEVICE=eth0 ONBOOT=yes TYPE=Ethernet #BOOTPROTO=dhcp IPADDR=192.168.0.2 NETMASK=255.255.255.0 NETWORK=192.168.0.0 BROADCAST=192.168.0.255 GATEWAY=192.168.0.1
(2)DNSの設定をする。DNSのアドレスはWindowsと同じでOK。
------/etc/resolv.conf------
; generated by /sbin/dhclient-script nameserver xxx.xxx.xxx.xxx ←★ここはWindowsと同じDNSでOK
(3)上記変更を反映させるため、ネットワークの再起動を行う。OSの再起動でも可。
# service network restart
■8 ネットワークログイン
Windowsから、poderosa等のsshクライアントを用いて、192.168.0.2に対してsshで
ログインしてみる。成功すれば完了!
■9 パッケージのインストール
この手順でsourceforgeから落としたFedora7のイメージには、各種パッケージが
入っていないため、便利なyumコマンドを使って必要に応じてインストールします。
(1) パッケージの確認
インストール済みのパッケージ、インストール可能なパッケージの一覧を取得し
ます。毎回サーバに問い合わせるのもアレなので、いったんローカルのテキス
トに落として、それを検索します。
# yum list > yumlist.txt # grep 欲しいパッケージ名 yumlist.txt
たとえば、gccが入っていないので、grep gcc yumlist.txtなどとやり、
パッケージの有無やパッケージの正式な名前を調べます。すると該当する行が
何行かでてきますが、gcc.i386というパッケージが見つかります。gccがパッケージ
名、i386がアーキテクチャ名です。
(2) パッケージのインストール
名前が分れば、パッケージのインストールを行います。
# yum install パッケージ名
とやると、依存関係を調べたり、最新の関連パッケージを調べて表示した上で、
インストールするか?と聞いてくるので、yを入力します。最後にComplete!と出れば
成功です。他にも欲しいコマンドが無ければyum install してみてください。
(2007/10/25 ■9(1)(2)を追記)
(3) グループによるパッケージのインストール
パッケージはグループ化されているので、それでチェック、インストールする方が
楽な場合も多々あります。
# yum grouplist
とやると、インストール済み、インストール可能なパッケージグループの一覧を表示
してくれます。そこで、入れたいパッケージグループを指定して、
# yum groupinstall "パッケージグループ名"
とすると、パッケージグループごとインストールできます。パッケージグループ名
にはブランクが含まれていることが多いので、ダブるクォーテーションで囲んで下
さい。他にgroupinfoコマンドなどもありますが、詳細はman yumを参照して下さい。
(2007/11/25 (3)を追記)
■10 その他の設定
その他、やっておいた方が良い設定を書いておきます。(別エントリの内容を追加)
(1) 文字コードの設定
デフォルトでは文字コードがUTF-8になっています。好みの問題などもありますが、
EUC-JPに変えるためには、次のファイルを編集します。その後再ログインすれば
環境変数が再設定され、反映されます。環境変数を書き換えるだけなので、
実はログアウト→ログインする必要はないのですが。
[root@fedora7 ~]# vi /etc/sysconfig/i18n LANG="ja_JP.eucJP" SYSFONT="latarcyrheb-sun16"
(2) localtimeの設定
これまたデフォルトではEDT(東部夏時間)で、BIOSやWindowsの時刻とずれるので、JST(日本標準時)にします。
[root@fedora7 ~]# mv /etc/localtime /etc/localtime.org [root@fedora7 ~]# ln -s /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime
localtimeファイルはバイナリのため、zoneinfo配下にあるファイルにシンボリックリンクを張ることで、設定を変更します。リンクを張った時点で有効になります。
(2007/11/25 ■10を追記)
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