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2007年11月14日 (水)

絶対の境界

 考えていることのメモ。

 世の中には、物理法則以外に、「絶対」ということは無い。物理、化学の話題以外で「絶対」という単語が出てきた場合、それは絶対ではない。

  • 絶対に儲かります
  • 絶対に聞いてるハズ
  • 絶対に言いません

 ここではあからさまに怪しいのを並べてしまったが、怪しい意味ではなく、「絶対」という言葉を聞くことは日常的に良くある。「絶対」ということは無い、にもかかわらず、人は「絶対」という言葉が大好きで、良く使う。

 特に会社では、「絶対に間違いないな?」という物言いがされることが良くある。ここで「『絶対』ということは無いんですよ。不確定性原理とか、カオス理論って知ってます?」と尤もらしく答えてもあまり生産的ではない。というか、ダメである。絶対が無いということは分っているのだ。ここで問われているのは、

  • 絶対、すなわち100%に近づくためにお前は何をしたのか?
  • 間違いがあった場合にはどういう対応をとるつもりなのか?
  • お前、絶対と言ったな?責任を自覚しろよ?

ということだ。

「お客さま→営業→上司→開発者→現実」という流れの中で、上流からは「絶対○○しろ/絶対××するな」という要求が流れてくる。それを、誰かが受け止めなくてはならない。「『絶対』は実現できない」にも関わらず。その要求を受け止める場所、そこが「絶対の境界」だ。その境界には上流と下流からストレスがかかる。上流からは100%を要求されるが、最下流である現実には100%ということはない。この矛盾を誰かが受け止めなければならない。

 最もハッピーなのは、お客さま自体が「絶対」は無いということを理解していて、「絶対」を要求しないケースだ。この場合、絶対の境界は最上流にあり、裂け目は生じない。
#「お客さま」と「お客さまのお客さま」との間に境界が生まれるのだろうが。。

 しかし、残念ながらこんなことばかりではない。例えお客さま個人としては分っていても、立場上「絶対」を要求せざるを得ないケースも多いだろう。実際は無邪気に「絶対」を要求する場合が多いのではないか?

 そして、「絶対」の境界に引き裂かれ、不幸になるのは「開発者」であることが多いのではないだろうか?「絶対にバグを出すな」「絶対に問題ないんだな?」

 「絶対」は目指したいところではあるが、「『絶対』はない」という現実は変えられない。だとすると、目指すべきは、次のような仕組み、コンセンサスを形成することだと思う。

  • 上流から下流まで、流れに属する全メンバーが「『絶対』はない」という認識を持つこと
  • その上で、アウトプットの改善を全メンバーがそれぞれの立場で工夫し実行すること
  • それでも「絶対」が実現できなかった場合に、全メンバーがその結果を納得して受け入れられること

これが、少なくとも関係者がハッピーになるために目指すべき目標ではないかと思う。特に3点目が重要で、それを如何に実現するかを目指すべきだと思う。

じゃあ、その目指すべきところに向かって僕は何をするのか?とりあえず、本エントリを書いてみた。次の一手は。。。むむ。。。

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