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2007年11月10日 (土)

すごい会議

 以前に読んだ「究極の会議」より前に出版されていた、最近流行の会議本のハシリかと僕が勝手に思っている、「すごい会議」です。

 実際に読むまでは普通の会議のハウツー本かと思っていて、あまり興味が無かったのですが(「究極の会議」が良かっただけに)、ためしに本屋で「はじめに」を軽く読んで続けて第一章を読み始めてみたら、予想外に面白そうだったので、別の本を半分ほど立ち読みですませ、結局買ってきてしまいました。第一章の冒頭はこんな風に始まっていました。

 大学を卒業して数年後、僕はブルネイ王国で石油の探査エンジニアになるためのトレーニングを受けていた。

 その会社は、新卒でも手取り1000万円ぐらい払っている会社で、社長の給料は三億円といった「やる気」のあるやつにとっては憧れの的の会社だった。

 会議の本のつもりで読み始めたら、いきなりブルネイ(ってどこ?)の軍事訓練もどきのキビシートレーニングの話から始まりました。いやー軍事訓練ネタって僕好きなんですよね。今気が付いたけど。GIジェーンとか、自衛隊のレンジャー訓練とか。つらくて僕には絶対耐えられないだろうな。。っていうか、そういう目に遭いそうな環境には絶対に近づきませんね。

で、本題ですが、本書には、会社やチームを前向きにドライブしていくための、「すごい会議」のやり方が書かれています。しかも、著者がその会議を始めて体験した時の事を追体験する形で解説しています。単にこうやりなさい、というやり方だけが書いてあるのではなく、著者が実際に感じたこと、衝撃を受けたこと、考えたことが書いてあるため、読者も知識を得るだけではなく、「すごい会議」を「感じる」ことができます。

「すごい会議」は、会議全般にわたって適用できる技術ではないです。「すごい会議」は会社やチームをどういう方向に進めるべきかといった「意思決定」の質を高めるためのものといえるでしょう。「問題を解決する」ための会議といえるとも思います。なので、すべてが自分がいつもやっている会議に使えるとは思えなかったのですが、個人的に、実践できそうと思った技術としては、

  • 「xxxできないのが問題だ」という文章を「xxxできるためにはどうすればよいのだろう?」という疑問文に変える
  • スケジュールには進捗度xx%では無く、決められた期日と、予想される実際の完了日との差を記述する(7日遅れになりそうなら-7)。これだと、ぎりぎりになってやばそうだと気づくのではなく、常に終わりを意識し対策を立てることができる

 また、印象に残り、今は難しそうだけどいつかは実践してみたいと思った技術としては、

  • 問題を疑問文に変えた後、さらにより魅力的な疑問文に変える。たとえば、「日本一効率的にxxxできるためにはどうすればよいのだろう」
  • 言わなかった問題、言えない問題、言ってはいけない問題、ひどい真実を言ってみる

 がありました。言えない問題を言ってみる、目から鱗な考えです。なかなか実践は難しいと思いますが、部下に信頼されている上司が仕切る会議であれば、実践してみる価値はあると思います。

 著者は、最初の章で語られる経歴から分るように、いわゆる「アッパー系」の人種です。のんびりと平和にすごしたいなぁ。。。というよりも、「世界を良くしてやる!金持ちになってやる!」という意識の高い人です。そういう意識のある人はこの本から得るものが多いでしょう。

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コメント

夫が、こういった系の(何系っていうのかなあ)ビジネス書を最近読むようになってからというもの、なんかしごとに対しても、生活に対しても、前向きになってきている気がする妻です。今の世の中、目上の人や周りのひとを尊敬したり、影響をうけて自分を変えるってことは難しいですよね。でも書籍からすべてを得ることは不可能。理論と実践を併用して、自分ですすむしかなさそうですね。
応援していまする。

投稿: 妻 | 2007年11月11日 (日) 01時23分

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