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2008年1月 6日 (日)

暗黒宇宙で銀河が生まれる

久しぶりの宇宙本。本書のキモは二つ

  • ダークマターの実証の報告
  • 数式による説得力のある解説

です。

ダークマターって、単に光っていないだけの岩の固まりかと思っていたら、そもそも地球上に存在する元素とは違うものなんですね。で、その正体についてはまだ確かなことは分っていないとか。そのダークマターの立体的な分布図を描き、それが銀河の分布と重なっている(=銀河の誕生にダークマターが関係している)ことを立証したっていう2007年初頭の発見の報告が、本書の本筋です。

加えて、宇宙論の基本的な考え方について中高生レベルの簡単な数式を交えて定量的に説明しているというのが、本書のもうひとつの売りだと思います。こういう本を読むと、数学って言うのが自然科学を記述するための言語なんだなぁということが実感できます。数学使わないと正しく表現できないんですよね。

#とはいえ、僕は大学の数学がさっぱり分らなかったクチなのですが。。。

フルカラーで、最新の写真が載ってて、1000円とはずいぶん安いと思います。深宇宙の写真や、重力レンズ効果で曲がってみえる写真なんて初めて見ました。しかも、重力レンズ効果で、さらに遠くの星も見えるようになるんですね。。。とまぁ、色々な知識も増えました。

あえて欠点を挙げるとすれば、図がたくさん載っているがゆえに、図への参照がたくさんあってページをめくる必要が多いことくらい。あと、これは個人的な素養の問題かもしれませんが、数字がたくさん出てくるのですが、「相場観」がないので覚え切れません。天の川銀河の直径がどのくらいとか、何光年先にある銀河が生まれてから何億年の銀河だとか。。。ちゃんと勉強しつつ読まないと正しく理解できませんね。

最新の宇宙論、深宇宙、ダークマターに興味のある方、おススメです。

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