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2008年1月 3日 (木)

富の未来(上)

アルビン・トフラーです。先輩に借りました。昔パワーシフトが出版されたとき(まだ子供でした)は、「未来学者」なんて怪しいやつだなぁと思っていたのですが。

変化が早いと言われている今、何が正しいのか?何が起こっているのか?これからどうなるのか?について、(おそらく)豊富な調査に基づいて述べている本です。昨年中に読み終わるはずが、やっと三が日で読み終わりました。

#あと、下巻と、ウィキノミクスと、増補改訂版が出たらしいフラット化する世界が残っています。

旧来の経済学者が対象としている「市場経済」の他に、金銭の流通を伴わない、生産消費(prosume)とでも呼ぶべき経済圏が存在しており、今やそれを無視しては将来の変化を理解することはできないと著者は主張します。生産消費を行う主体、すなわち生産消費者(prosumer)がこれからの(広い意味での)経済圏の行く末の鍵を握っています。

僕が印象的だった生産消費の例を二つ挙げると、

  • 親が子に施す躾。躾をすることは親の責任と思われているが、それは無給で行われ、市場経済に莫大な価値をもたらしている。(トイレの躾けもなっていない社員を雇いますか?)
  • PCの操作に関する教育。現在アメリカでは1億5000万人の人々がPCを扱えるが、このほとんどは公的な教育機関による教育によって技術を習得したものではない。もともとはPCオタク(グル)が情報をお互いに流通することで互恵的に教育をしたことによるものが大きい。(僕も友人や先輩や雑誌などから色々学びました)

そして、本書の意義は二つ、

  • 現在、世界で何が起こっているかについて、多くの事実を示していること
  • それらの事実を、従来の市場経済に含まれない経済圏の勃興によるものという、新しい切り口で説明していること

僕は現実社会をサラリーマンとして生きるているわけで、今の会社の社員として上手く生きていくことも大事だと思っています。が、もはや、それだけを考えていれば幸せになれるとはとても思えなくなりました。市場経済に生きるものとして、市場経済の将来がどうなっていくのか、卑近な例で言えば、僕の会社はどうなるのか、僕の保有しているスキルは経済価値があるのか。自分の身は自分で守らざるを得ません。

生産消費者という主体でもある僕ができること/していること。それがこのブログです。読んだ書籍の振り返り、記録、紹介、そしてたまにあるコードです。

#コードにはほとんど価値は無いと思いますが、僕にとっては有意義です。

本年もよろしくお願いいたします。何らかの価値をもたらせますように。

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