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2008年4月 8日 (火)

デッドライン

プロジェクト管理業界では有名らしい、デマルコさんの本です。プロジェクト管理のコツについて、物語の形式を借りて語ります。ビッグ テレフォン&テレグラフ社をリストラされようとしているトムキンス氏が、旧ソ連のモロビア共和国の美人スパイに連れ去られるところから話が始まります。

おっさんが美人スパイに連れ去られるなんて、眠たい展開だなーと、はじめは思っていたのですが、話が本題の「プロジェクト管理実験室」に入ってくると、ソフトウェア開発でいかにもありそうな困難な事態(突然のスケジュール変更、突然の追加プロジェクト、高圧的な上司)に対して、トムキンス氏が様々な人に教えを請いながら「開発者フレンドリー」な解決策でプロジェクトを成功に導く様に引きこまれてしまいました。

トムキンス氏が行ったプロジェクト管理は、ソフトウェア開発における理想かもしれませんし、ある意味ファンタジーなのかもしれませんし、もしかしたら現実的な話なのかもしれません。現実であってほしいなと思います。

また、本書では「デバッグに時間がかかるなら、デバッグが不要なくらい高品質なコードを作ればよい。それには可能な限りコーディングを遅らせて設計をしっかりやれ」と書かれています。これは最近流行のコーディングしつつ仕様を固めていく、テスト駆動開発と相反するのかなーとか思いました。どっちが正しいとかはないのだと思います。

ソフトウェア開発、プロジェクト管理で苦労した人こそ(管理者も開発者も)、楽しめる本だと思います。トムキンス氏のような管理者に出会え/なれますように。

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