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2008年6月 7日 (土)

CODE COMPLETE 第2版 下

上巻からほぼ半年かかって、やっと読了した。しばらく机の上に飾ってあったのだが、ふと読み始めたところやはり面白く、一週間ほどで最後まで読みきった。

下巻に残されたテーマは、目次を見ながら僕なりの分け方で言うと

  • 品質向上のための手段
  • テストについて
  • デバッグについて
  • リファクタリングについて
  • コードチューニングがそれほど有効ではないということ
  • コードチューニングの戦略
  • 構成管理
  • デイリービルドのススメ
  • プログラミングのツールのススメ
  • コードのレイアウトに関する細かい議論
  • コードの読みやすさについて
  • プログラマに望まれる気質について(粘り強さが良いとは限らない)
  • さらなる情報を得るために

といったところ。

自分に甘いせいかついついバグを出してしまう僕には、品質の向上やテストについては耳が痛い部分もあったが、精神的に楽に品質の向上を図れる手法があればいいなと思う。

チューニングについては、著者はそもそもコードをチューニングして何とかするよりも設計から見直した方が有効であることや、コンパイラの最適化によって、必ずしも見かけ上の最適化が実行バイナリで最適になるとは限らないことなどから、あまり乗り気ではない様子。ただ、必要な場面では必要になってくるかもしれないとの事。

構成管理についてはsubversionをもっと活用していきたいところ。デイリービルドについては僕はまだ実現していない。実現させて幸せになりたい。

ツールについては、具体的な名前ではなく、種類の紹介がされている。つかいこなせば便利だとは思うが、チームへ新しいツールを導入するには、自分で使ってみて、良さや使い方を十分分った上でないと難しい気がして、使いこなす自信がないために結局導入が進まないという面があると思う。ただ、ツールの導入には前向きになるべきだという教えを受けたのは収穫。

レイアウトについては微笑ましかった。参考になる部分、「いやーそうかなー」という部分もあったが(著者もそういう指摘があるだろう事は自覚しているようだ)レイアウトについてまとまった議論がされているのは注目に値する。

気質についてはついついサボりがちな自分にとっては非常に耳が痛かった。ついつい目の前の作業で楽をしようとしてしまう事。抽象化のレベルをついついごっちゃにしてしまうこと。知的な誠実さに欠けること(★これはキモに銘じないと!★)。この辺は僕にって大事な改善ポイント。

最後、さらなる情報を得るためにレベル別のおススメ書籍リスト(ソフトウェア開発者の読書計画)があったのがありがたい。先に進むために読もうと思う。

というわけで、上巻よりは抽象度が上がった印象があるが「心構え」について教わったような気がしてやはり得るものはあったと思う。目の前のコードと文法書だけ見るのではなくて、どうやったら上手にコードが書けるのか、開発が楽にできるのか、知るためには是非。開発者としてのレベルを上げたい方も是非。

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