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2008年7月の7件の記事

2008年7月29日 (火)

ネットは広大だわ・・・

この台詞が初めて士郎正宗のマンガで語られた時、そして、押井守のアニメで語られた時、「ネット」なんて言葉を使う人は世の中に少なかったし、ネットの「広大さ」について実感している人はほとんどいなかったと思う。

当時は「ネット」なんていうのは「モビルスーツ」とか「サイバースペース」なんかと一緒でSF的な用語だと思われていて、まさか今のように一般用語になるとは思いもしなかった。

「昨日ネットで見たんですけど・・・」「これ、ネットで買ったんだ」等等。

なので、「ネット」というとSF用語というイメージが今でもあるので、インターネットのことを「ネット」と呼ぶことに、まるで日常会話で「サイバースペース」って単語を使うかのごとき面映さを感じてしまう。。。のは古いセンスなんだろうなぁ。

当時はTCP/IPなんてものは全く知りもしなかったし、映画「ウォーゲーム」がどこまで本当なんだろう?っていうのがせいぜいだった。

しかし!来るべき近未来!2008年の今やネットは社会のインフラになった!「記憶の外部化を可能とし」た!ネットは広大になった!マトリックスがパクった!

押井守は、DVDでしか観たことのない人に見て欲しいといっているが、攻殻機動隊2.0は、当時映画館で「企業のネットが星を被」う近未来を夢見た人にこそ、今見る価値があると思う。

 

今回は勢いで多少感情的なエントリになったので、即物的な感想をいくつか。

  • 清掃局員は千葉繁じゃなかったっぽいけど?
  • 音はさすがに迫力があった。車のエンジン音がすげぇ
  • オープニングのCGはかっちょ良いし、エロい(もうちょっとやってくれても・・・)
  • 「企業のネットが星を被い、電子や光が・・・」の文章好きだったんだけどな
  • 榊原良子はとても良い。っていうか当時からそうすりゃ良かったのにと思ってた
  • Blu-ray版欲しい。。。
  • イノセンスのごとき色調の調整は良い

では、また。

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2008年7月19日 (土)

あのうた

最近は職場で先輩に借りたバッハばかり聞いて癒されていました。聴きながら落ち着けて、集中できて眠れるなんて、なんてバッハは素晴らしいんでしょうか。曲名とか全然覚えませんが、とにかくバッハは快適です。

で、もはや買いたいCDなんて全然ないと思っていたのですが、今日買っちゃいました。

偶然書店に併設されているCD屋の近くを通りかかると、聞き覚えのある曲が流れてきました。なんだっけかな、これ聴いたことあるな。。。何か引っかかるものを感じて立ち止まって聴きながら記憶を手繰っていると・・・「ロマンティックあげるよ」じゃん!橋本潮じゃん!でも違う人が歌ってるな。しょこたんかな。でももうちょっとふわっとした感じだな。ボサノバアレンジだな。結構いいな。だれだろうな。。。と思っていると、次の曲がかかりました。「♪しおかぜを・・・」ふしぎの島のフローネか!!!やられました。どこだどこだと探して見当たらないので店員さんに「今かかってるCD分ります!?」「これです」「ください」

というわけでアマゾンからパクってみました。


1. 銀河鉄道999「銀河鉄道999」より
2. 悲しみよこんにちは「めぞん一刻」より
3. やつらの足音のバラード「はじめ人間ギャートルズ」より
4. 君をのせて「天空の城ラピュタ」より
5. はじめてのチュウ「キテレツ大百科」より
6. ロマンティックあげるよ「ドラゴンボール」より
7. 裸足のフローネ「家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ」より
8. 恋の呪文はスキトキメキトキス「さすがの猿飛」より
9. 真赤なスカーフ「宇宙戦艦ヤマト」より

選曲もアレンジも歌声も素晴らしいです。

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2008年7月16日 (水)

ゆとりの法則

僕の中では、デッドラインに続いて、デマルコのプロジェクト管理に関する本の2冊目。シリーズとしてはピープルウェアから始まるらしいが、逆に読んでいることになります。

本書の主張は、

  • 効率化とはゆとりをなくすということであり、変化への対応力を落とすことである
  • 現代は、ビジネス環境が変化し続けることが常態である
  • ゆえに、ゆとりがなければ変化へ対応できずに生き残ることができない

ということです。「特殊化の果てにあるのはゆるやかな死、それだけよ」という少佐の言葉を思い出します。本書に書かれた57%の「待つ」時間を持っていることによってこそ役に立った秘書のシルビアが、残りの57%も仕事をすることによって、個々の仕事が

また、管理の重要性も説いています。ただ、恐怖による管理や無理なスケジュールを押し付けることの無意味さについて書いてあるところが開発者としては好感が持てるところです。

それと、リスク管理の重要性。予想外の事象により、プロジェクトの完了日は確率的に変動しうるので、その確率分布を管理べきだと説きます。たとえある施策をとることで、「最も幸運な場合に実現可能な完了日」が遅れたとしても、「確率分布上50%の確率でプロジェクトが完成する日」が早まるのであれば、その施策は実施するべきだと。

僕の職場では、「リスクを積む」という言い方をしますが、その背景に「確率分布」のイメージがあるのかは良くわかりません。少なくとも僕はそのイメージを持っていませんでしたし、確率によってスケジュールが語られるのを聞いたことはありませんでした。

確かに、「70%の確率で明日アキバ集合」と言うのは(たとえそれが過去の統計上の事実だとしても)「はぁ?」という感じではありますし、あまつさえお客さんに「60%の確率で3/31に納入します」とはとても言えないとは思います。ただ、科学的、統計的な観点から言えば、そういう考え方が有意味なんだろうとは思います。

それをプロジェクト管理にどう反映していくかが難しいのですが。

余談ですが、最初に発表されるドラクエの発売時期はほとんど当てになりません。もはやあれは誰も信じてないですよね。もしかしたら、株価への影響を考えてのある種の広告なのかもしれません。

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入門UNIXシェルプログラミング

前から書いていることですが、いまやamazonのカスタマーレビューやら書評ブログ(というまでもなくGoogle)のおかげで、良書とよばれるものをとっても簡単に選び出すことができるようになりました。特にC言語やWordの参考書などは山ほど出版されていて、本屋で見ただけではどれが良いのか(それともそこで売っている本は全てダメなのか)判断できません。

ちょっと前までは、そんな風に判断する材料もなく、「雰囲気で」買わざるを得ませんでした。しかし今は違います。Wordについてよい参考書を知りたければamazonで検索します。Rubyについてよい本が欲しければamazonで検索します。。。

なのですが、たまに本屋で、「これは買わねばならぬ!」と衝動的に買ってしまうこともあります。それが本書でした。今年のテーマは「定番を読む」なので、それに合致していると思ったためでもあります。

本書はBourne Shell (/bin/sh)についての入門書/解説書です。邦題は入門と銘打っていますが原題は"Portable Shell Programing: an extensive collection of bourne shell examples"であり、内容は移植性に配慮する点も含め、非常に実戦的です(いまやlinuxでbashな環境がメジャーだと思うので、そこまで高い移植性が求められることは少ない気もしますが)。辞書的に使うつもりなので、まだ全部読んでいませんが、タイミングがないのでentryを書いておきます。

この前悩んでいた「ファイルを一行ずつ読んで処理する」も巻末のFAQにあっさり載っていました。shの関数が、まるで同名のコマンドがあるかのように扱えるという指摘になるほどと思わされました(本書を読むまで気づかなかった!)

いつも場当たり的にググりつつbashとshの境界もあいまいのままスクリプトを書いている僕みたいな人にとっては、shのルールとサンプルとFAQが一通り載っている本書は常備する価値があると思います。

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2008年7月15日 (火)

もうひと押しができない!

僕はあまり押しが強くなくて、そこが欠点だと思っています。なので、タイトルに引かれて買ってしまいました。

本書は、自分の希望を相手に要求するための心理学的なテクニックについて、一つ一つキャッチフレーズをつけながら、心理学上の根拠を示しながら解説しています。著者は精神科医で、まだ30そこそこです。そのせいか文章が気楽な感じです。

キャッチフレーズ自体はあまり本質的ではないというか、本としての体裁を整えるために無理やりつけた感がありますし、個々の内容についても、割とメジャーな話題(「人は自分の名前を呼ばれることを好む」)も含まれています。が、

  • 相手が賢明であるならば、両面提示による説得が有効(デメリットも示した方が説得しやすい)
  • 身体像境界を大きく取ることで、不安を抑える(体を大きく包む層=思いのままになる空間をイメージすると安心できる)

など、なるほどと思う点も多かったです。なかなか読ませる文章で、買ったその日に一気に読み終えてしまいました。

心理テクニック系の本は眉唾だと思いながらついつい読んでしまうのですが、これは「本当のこと」が書いてあると感じたので、僕としてはおススメです。

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ストレスフリーの仕事術

数年前から仕事が忙しくなってきて「あぁあれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」「優先度の高いものからやらなきゃ」「どれが優先度高いんだろう」「締め切りが直近なのはどれだろう」「締め切りが近いものと優先度の高いものどっちを優先すればいいんだろう」「どういう順番にやれば怒られないだろう」「今やっているのをやってていいんだろうか」「何か忘れていることはないだろうか」「ほかの人に任せたほうが効率的なんだろうか」「あ!あれやらなきゃ!」
などと頭の中が半ばパニックになりながら日々を過ごしていました。結果つぶれてしまったのですが、それ以来「いかに幸せに仕事を生き延びるか」が自分のテーマになりました。
仕事を生き延びるため、普段から技術書やビジネス書を読んでその時に備えるようになりました。遊んでる場合ではありません。というわけでこのブログを書いています。

で、冒頭に書いたようにいろんな仕事が同時にあってわけが分からない状況を避けるやり方。それが最近話題のGTD(Getting Things Done)です。GTDのいいところは、ストレスを軽減することと成果を挙げることを両立させる考え方だということです。

本書はGTDの提唱者デビッド・アレン氏の二冊目の著書の邦訳で、GTDの背景となる考え方について書かれています。 GTDのこまごまとしたやり方については他に譲るとして、アレン氏が強調するGTDの肝は、

  • 頭の中にある気になることを「すべて」書き出す。(脳を記憶媒体として使わない)
  • 書き出した内容について週次レビューを行う。(書き出されたことは必ず毎週確認されるので、安心して忘れることができる)

の二点です。実際、僕がGTDをはじめて一ヶ月ほどですが、やるべきことが書き出されているという感覚はストレスの軽減に役立っていると感じます。願わくばそれが創造力の向上につながればよいのですが。ただ、まだ「気になることをすべて書き出す」のが徹底されていない気はしています。特に仕事以外のことで気になることがまだ書ききれていないので、そのうちリラックスできて静かな場所で集中して気になることを出し切りたいと思います。
あと、週次レビューがまだ甘い気がします。いつか時間を決めてやらないといけないですね。あ!これまた気になることができてしまったので、これをタスクに加えないと。。。

GTDはall or nothingではないので、道具を選ばないことや週次レビューによって毎週の見直しのチャンスがあることもあいまって、継続しやすく、工夫しやすいシステムです。

最近よく考えるのは、「生産性や品質を向上するためには無理をしなければならないのだろうか。より気楽にできるやり方を考えるべきではないか」ということです。僕の仕事はデスクワーク、システム開発で、いわゆる「ホワイトカラー」に属します。が、システム開発の仕事では、よく「やるべきことをちゃんとやれ」といわれます。それって、やるべきことがあらかじめ決まっていて、後は何も考えずにそれをやればいいってこと?じゃあやるべきことをもっと具体的に示してよ。かと思えば「バカ!考えろ!」とも言われます。どゆこと?やるべきことが決まっているなら考える余地はないんじゃないの?やるべきことは決まってるの?決まってないの?どっち?大枠は決まっているけど、詳細は考えろってこと?

あなた(偉い人)のいうやるべきことって何?僕の考えるやるべきことと合致してる?それこそ「そんなの自分で考えろ!」とか言われそうですが・・・(僕には訊く勇気がないので、誰か偉い人に訊いてみて)。ホワイトカラーの考えるべきことって、「仕組み」を考えることなんじゃないのかなぁ。

GTDは、そんな悩めるホワイトカラーに対して、「ホワイトカラーの本分は考えることである。しかし、メールを書いたり、Wordで資料を作ったり、打ち合わせの段取りをしたりと、雑事は避けることもできない。であれば、雑事をてきぱきと片付けて、考えることに集中する技を身に着けるべきである。それがGTDである」と教えてくれます。

以下余談。

なんとなく最近のシステム開発の問題は、参加者間で土台となる考え方に違いがあることだと思います。もちろん人によって考え方が違うのは当たり前で、むしろそれを生かすことがチームのメリットだと思いますが、土台の部分がずれていては話をするのにコストがかかりすぎます。
僕の持っている土台が正しいとは思っていません。ただ、参加者で共通の土台を持っていないことに不安やコストを感じます。大抵、声の大きい人、偉い人の土台に他の人が合わせることになりがちではないでしょうか。

自分自身でも何をやるべきか迷いつつ、失敗(バグ。進捗遅れ)をしているので、まずはそこを完璧にしてからでないと偉そうなことは言えない気はしています。ので、GTDにかこつけてだらだらと考えを書いてみました。

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2008年7月 1日 (火)

ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。

僕は幼稚園に入る前から弱虫(で泣き虫)だったのですが、小学生高学年の頃から特に「怒られること」に対して非常に敏感で、苦手でした。中学に入ると、まず入学式で周りの新一年生がおしゃべりしていて、校長に壇上から「静かにしなさい!」と怒られたことにショックを受けました。先生が話す時は静かにしておくモンじゃないの?

授業が始まると、ほとんどの授業で先生が「うるさい!静かにしろ!」と怒っていました。僕にとって中学生の時の最大の問題は「如何に授業が無事に終わるか?」でした。僕は毎時間毎時間「耐えて」いました。授業中くらい静かにしようよ・・・どうせ聞いてないなら寝てるか、授業に出なきゃいいじゃん。何なら僕が授業に出なくてもいいんだけどな・・・。そしてそれは僕にはどうにもできない問題なのでした。

最初は分らなかったのですが、多くの人はこう考えるようです

  • 別にあなたは静かにしててあなたが怒られてるわけじゃないんでしょ?じゃあ別に気にしなきゃいいじゃん

・・・そうです、論理的にはそうなんですが、「怒り」の感情に触れることが非常につらかったのです。「怒られても自分のやりたいことをやりぬく」って人がいますが、僕はそのま逆で、「自分のやりたいことでも、怒られないためには我慢する」タイプでした。

大人になるとは「親の言うことに従っているだけではなく、自分の判断・責任で行動する/できること」だと思うので、改善しなければならないとは思っています。ただ、今でも怒られることは非常に苦手で、おかげで一昨年体調を崩してしまったのですが・・・。

僕は何かの病気なのかな、怒られても平気な人はうらやましいな、とずっと思ってきたのですが、もしかしたら本書に書いてあるHSP(Highly Sensitive Person)なのかもしれないと思い、多少気が楽になりました。

最初の方に書いてあるHSP自己判定23項目中僕が当てはまると思ったのは以下の14項目

  • 他人の気分に左右される
  • 忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋などプライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所にひきこもりたくなる
  • カフェインに敏感に反応する
  • 騒音に悩まされやすい
  • とても良心的である
  • すぐにびっくりする
  • 短期間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう
  • 一度にたくさんのことを頼まれるのがイヤだ
  • あまりにもたくさんのことが自分のまわりで起こっていると、不快になり神経が高ぶる
  • 生活に変化があると混乱する
  • デリケートな香りや味、音、音楽などを好む
  • 動揺するような状況を避ける事を、普段の生活で最優先している
  • 仕事をする時、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できなくなる

本書は、著者自身がかつて悩んでいたとき、セラピストに「あなたはとっても敏感な人(Highly Sensitive)」と言われたことから「HSP」というキーワードについて調査研究を行った成果をまとめたものです。

  • 世の中には「HSP」が20%いること
  • HSPは決して「役立たず」ではないこと
  • HSPも世間に適応できること、そして適応するよう行動すべきであること、そのやり方

が書かれています。もしあなたが僕と同じような悩みを持っているのであれば、是非読んでみることをおススメします。

僕の中学校の同級生は150人以上いたのですが、当時僕と同じ悩み(いかに授業が無事に終わるか)を抱えた人はいなかった気がします。なので、僕は悩んだわけですが。それは僕が内にこもっていたせいだったのでしょうか。本書のデータが正しければ、30人程度はHSPがいたはずなのですが。。。

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