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2009年3月 9日 (月)

ならず者の経済学

 今年の読書は「まぐれ」で明けた。その辺から経済学系の本を読んでいるのだけど、本書はタイトルだけ「ヤバい経済学」からのパクりで中身はたいしたことないかぁと思っていたらさにあらず。
 本書は、現在の世界的な不況の原因について明らかにする・・・ものではなくて、ソ連の崩壊やベルリンの壁崩壊など、大きな変化によって世界にもたらされた「悪」影響―それを本書では「ならず者経済」と呼んでいる―について語っている。
 ソ連の崩壊、つまり共産主義から資本主義への移行は、実はならず者経済を栄えさせただけで、多くの人々にとっては望ましいものではなかったこと。漁業の多くが違法であること。世界のタバコ産業が、この禁煙の世の流れの中、実は成長をしていること(タバコの会社ってタバコのCM禁止されて、今は禁煙とかマナー向上のCMばっかりしてるけど大丈夫なの!?という疑問への回答)。ダイヤモンドよりも金(gold)の方が血にまみれている(bloody)こと。ココアやバナナの生産者は不当な低賃金で働いていること。そして現代こそ奴隷が多い時代であること。などなど、現代人が知るべきことが山ほどあった。
 こういう知識こそ中学とか高校あたりで教えるべきだと思うんだけど・・・
 それにしても、「コンピュータこそ現代の奴隷だ(by予備校の先生)」、現代、奴隷制がなくてもやっていけるのはコンピュータのおかげだ、なんてノーテンキに考えていた僕にとっては、現在奴隷制が栄えているというのは少しショックだった。

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コメント

よかったですね。ためになりましたねー。

私もぺらぺらっと読んでみようかな。

投稿: 妻えもん | 2009年3月12日 (木) 21時40分

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